【諫早校】高卒と大卒で公務員になる違い~公務員について知ろう③~
公務員は高校卒業後、大学卒業後どちらからもなれるのをご存知ですか?
では、“高校新卒で公務員になった場合と、大学新卒で公務員になった場合、どんな違いがあるのか?”について、簡単に違いを見ていきましょう。
試験の難易度※筆記試験
大卒者向けの試験は、高卒者向け試験よりも出題範囲が広く、難易度も上がります。
また、科目についても違いがあります。
高卒程度試験…教養科目のみ
大卒程度試験…教養科目+(専門科目)
高卒程度試験は教養のみで受験できるのに対し、大卒程度試験は受験先によって専門科目をプラスするところがあります。
専門科目まである場合、単純に勉強量が2倍になるイメージです。
職種(※地方公務員事務職系の場合)
大卒者向け試験の方が、より募集される職種の幅は広くなります。
高卒程度試験の主な募集職種…事務系(一般事務、学校事務、警察事務)、技術系等
大卒程度試験の主な募集職種…行政職、技術職(土木・建築・機械)、専門職(福祉・心理・衛生管理)等
給与、昇任等
■初任給
学歴によって差がつけられているため高卒者の方が低いです。
しかし、そこから4年後には、昇任等で大卒者の初任給に並ぶところがほとんどです。
■キャリアパス
自治体や職種によって異なります。
大卒の方が早く昇任試験を受けられたり、仕事の幅が広がる傾向にあると言われますが、自治体や配属先によっては学歴は関係なく、年齢や経験年数で昇任していくこともできるようです。
高卒者でも職歴や実績、本人の頑張り次第では早く出世するというケースもあると言われています。
高校卒業後に公務員になると、大卒者よりも4年早く稼ぐことができる、また公務員として必要な基礎知識をじっくりと身に着けられるなどのメリットがあります。
一方、大学卒業後に公務員になると、大学の4年間で知識を増やせる、キャンパスライフを楽しめる、アルバイトやサークルで色んな社会経験や体験ができるなどのメリットがあります。